2008/12/25 国交省/09年度組織改正/品質確保対策強化へ「総括工事検査官」


【建設工業新聞 12月25日 記事掲載】

  国土交通省は公共工事の品質確保対策をさらに強化するため、09年度に機構改革を実施する。各地方整備局で「工事検査官」を増員するとともに、6地方整備局には工事検査官を指導・統括する「総括工事検査官」を新設。工事の品質に大きな影響を及ぼす工事検査の体制を充実させる。港湾空港分野の工事や調査設計業務でも総合評価方式が原則化されたことから、各地方整備局の港湾空港部には「品質確保室」を設置し、技術的審査を専門に担当させる。
  社会資本の戦略的維持管理を進めるための体制も強化。劣化や老朽化問題が深刻な道路橋の維持管理を担当する「道路保全企画官」、排水機場や水門の維持管理を担当する「河川保全管理官」を一部の地方整備局に設置。港湾施設の戦略的維持管理に向けては、本省の港湾局技術企画課に「港湾保全企画室」を新設するとともに、各地方整備局の港湾空港部の港湾事業企画課に「施設維持管理係長」を置く。

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