2009/1/22 自民/景気・雇用創出の具体策探る/ニューディール推進PT設置し議論

【建設工業新聞 1月 22日 記事掲載】

自民党は、「景気・雇用創出ニューディール推進PT(プロジェクトチーム)」を立ち上げ、22日に初会合を開く。経済状況が一段と悪化している現状を踏まえ、景気回復や雇用創出の面から新たな対策を打ち出すことが狙い。政府も、環境対策やエネルギー対策を柱に景気回復や雇用拡大を図る「日本版グリーン・ニューディール」の検討を始めており、こうした動きとも連動しながら、より幅広い分野での景気対策について議論を進めるとみられる。座長には佐田玄一郎政調筆頭副会長が就任、顧問を野田毅衆院議員が務める。脇雅史参院議員や佐藤信秋参院議員らも参加する。

同PTは保利耕輔政調会長の下に設置する。自民党は、経済情勢の急激な悪化によって雇用情勢や国民生活に多大な影響が生じている中で、幅広い分野でさらに対策を打ち出す必要があると判断。同PTで早急に具体策を探っていくことにした。PTには各分野の政調副会長をはじめ、福井照国土交通部会長ら関係9部会の部会長が参加する。

PTに参加する脇氏は、20日に東京都内で開かれた全国建設産業団体連合会(全国建産連)の理事会・評議員会合同会議に来賓として出席し、「実需要をつくり出すのは政府の役割だ。(公共事業では)どうしてもやらなければいけない仕事が残っている。それを前倒しすれば良いだけだ。予備費ではなく、本予算を含めてしっかりと計画的にこれをやる、と世の中にアピールしなければならない」と指摘した上で、「(自民)党に特別PTができるが、その中で発言していきたい。来年度の予算編成で、しっかりとした計画をつくることが大事だ」と述べていた。

日刊建設工業新聞の購読申し込みは、こちら

戻る