2009/3/11 1月の建設受注、過去最低の2・9兆円/民間建築の落ち込み主因/国交省

【建設工業新聞 3月 11日 記事掲載】

国土交通省の受注動態統計調査によると、09年1月の建設受注高は2兆8701億円(前年同月比18・6%減)で、00年度の調査開始以来、単月としては過去最低を記録した。景気後退で設備投資が落ち込んでいることを反映。民間の建築・建築設備工事の大幅な落ち込みが全体の下押し要因となっている。

受注高の内訳は、元請け受注高1兆9335億円(22・1%減)、下請け受注高9366億円(10・2%減)。業種別では、総合工事業1兆8669億円(23・0%減)、職別工事業3182億円(3・8%増)、設備工事業6850億円(13・7%減)だった。

元請け受注高のうち、公共発注分は5791億円(4・4%減)、民間発注分は1兆3364億円(28・1%減)で、民間分は6カ月連続のマイナス。工事種類別では、土木6392億円(11・7%減)、建築1兆0813億円(25・7%減)、機械装置等2130億円(29・7%減)といずれも2けたの大幅減になった。

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