2010/2/1 大手50社の09年受注、28.3%減/国内は初の10兆円割れ/国交省

【建設工業新聞 2月1日 記事掲載】

 国土交通省が1月29日発表した建設工事受注動態統計によると、大手50社の09年の受注総額は10兆0406億円(前年比28・3%減)と1985年の調査開始以来、最低となった。うち国内分は9兆6105億円(26・0%減)と初の10兆円割れ。民間、公共工事ともにマイナスで、特に民間の落ち込みが大きい。海外分受注も4301億円(57・8%減)と2年ぶりにマイナスに転じた。

 国内の民間工事は6兆6121億円(33・1%減)で、発注業種別では、不動産業が前年比48・7%減、製造業が45・9%減、卸売・小売業が45・6%減と大きく落ち込んだ。公共工事は2兆4141億円(4・5減)で、発注者別では国1兆6556億円(9・4%減)、地方機関7586億円(8・1%増)だった。

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