2015/03/16 国交省/施工パッケージ型積算方式で111パッケージ追加/10月から

【建設工業新聞 3月 12日 2面記事掲載】

国土交通省は、直轄土木工事に導入している施工パッケージ型積算方式で、10月1日に111施工パッケージを追加する。12年10月1日に試行導入を開始して以降、拡大を重ねており、4月1日時点で合計208施工パッケージを導入。10月の追加分を合わせると319施工パッケージとなる。機械経費、労務費、材料費は従来、積み上げ方式で行われていたが、これらを一まとめにして施工パッケージ化した単価数を増やすことで、積算の効率化が一段と進むことになる。

追加する施工パッケージは、10月1日以降に入札書の提出期限を迎える工事から導入する。これに伴い、施工パッケージ型積算基準も拡充し、同省のホームページ(http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekkei.html)に掲載する。

4月1日で208となる既存の施工パッケージについても、施工調査の結果に基づき、小規模土工や人力施工など6工種に属する17施工パッケージを改定。資材、労務、機械経費の変動に伴う標準単価と機労材構成比も改定し、15年度土木工事積算基準から適用することにしている。

改定後の単価は、「15年度施工パッケージ型積算方式標準単価表」「15年度東日本大震災の被災地で適用する施工パッケージ型積算方式標準単価表」として、国土技術政策総合研究所のホームページ(http://www.nilim.go.jp/lab/pgb/theme/theme2/theme_sekop.htm)に掲載する。

10月1日に追加する111施工パッケージは次の通り。

【共通工】プレキャストコンクリート板▽同(材料費)▽ジョイント処理▽同(材料費)▽石積(練石)(複合)▽石張(複合)▽石積(張)▽同(張)(材料費)▽胴込・裏込コンクリート▽裏込材(クラッシャラン)▽コンクリート(場所打擁壁)▽ジオテキスタイル壁面材組立・設置▽ジオテキスタイル壁面材(材料費)▽ジオテキスタイル(材料費)▽ジオテキスタイル敷設・まき出し・敷均し・締固め▽発泡スチロール設置▽発泡スチロール(材料費)▽緊結金具(材料費)▽コンクリート床版▽支柱結合アンカー(材料費)▽支柱設置▽支柱(材料費)▽壁面材設置▽壁面材(材料費)▽裏込砕石(軽量盛土工)▽コンクリート(場所打函渠)

【コンクリート工】型枠(鉄筋構造)〔省力化構造〕

【河川海岸】捨石▽同(材料費)▽表面均し

【河川維持工】不陸整正・締固め▽抜根▽施肥▽伐木・伐竹(伐木除根)▽除根(伐木除根)▽整地(伐木除根)▽集積積込み(機械施工)(伐木除根)▽集積(人力施工)(伐木除根)▽積込み(人力施工)(伐木除根)▽運搬(伐木除根)▽伐木・伐竹(複合)▽注入▽削孔▽注入設備据付・解体▽グラウトホール▽グラウト管(材料費)

【地すべり防止工】ボーリング▽保孔管▽ボーリング仮設機材▽足場(地表)

【付属施設】防雪柵▽防雪柵(材料費)▽防雪柵現地張出し・収納▽雪崩予防柵▽同(材料費)▽吊柵アンカー▽パイプアンカー(材料費)▽樹脂アンカー(材料費)▽簡易ケーブルクレーン(1トン吊)設置・撤去▽ボックスビーム▽落下物等防止柵▽同(材料費)▽スノーポール設置撤去▽スノーポール(材料費)

【道路維持修繕工】張紙防止塗装▽同(材料費)▽鋼板巻立て(材料費)▽スタットジベル(材料費)▽鋼板巻立て▽シール材(材料費)橋梁補強工(鋼板巻立て)(1)▽注入材(材料費)橋梁補強工(鋼板巻立て)(1)▽現場溶接▽フーチングアンカー削孔・定着▽アンカー筋(材料費)▽アンカー注入材(材料費)▽鋼板取付▽シール材(材料費)橋梁補強工(鋼板巻立て)(2)▽注入材(材料費)橋梁補強工(鋼板巻立て)(2)▽コンクリート削孔▽コンクリート巻立て▽足場(適用範囲外コンクリート巻立て工)▽下地処理(適用範囲外コンクリート巻立て工)▽型枠(適用範囲外コンクリート巻立て工)▽コンクリート(適用範囲外コンクリート巻立て工)▽支承取替(鋼橋)▽支承取替(PC橋)▽支承(材料費)▽足場▽コンクリート削孔(コアボーリングマシン)▽コンクリート削孔(ハンマドリル)▽コンクリート削孔(さく岩機〈ハンドハンマ〉)▽アンカー▽アンカー材(材料)▽注入材(材料費)落橋防止装置工▽充填補修▽視線誘導標清掃▽桝清掃(人力清掃工)▽チッピング(厚1-2センチ)▽アンカーボルト挿入▽アンカーボルト(材料費)▽注入材(材料費)沓座拡幅工▽桁連結装置(材料費)▽芯出し素地調整▽現場孔明▽連結板取付▽現場溶接▽ボルト締▽路肩整正(人力による土はね)

【橋梁工】型枠(鋼橋床版)▽養生(鋼橋床版)。

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