2015/03/19 愛媛県/入札契約制度改正/1次下請すべて県内業者で加点、15年度から

【建設工業新聞 3月 19日 11面記事掲載】

愛媛県は、15年度入札・契約制度の改正として、1次下請が全て県内業者の場合に総合評価方式で加点することなどを実施する。16日に開いた愛媛県建設業審議会で了承された。総合評価方式では、元請業者が1次下請を全て県内業者に発注するか、県内業者が元請として自社施工する場合に新たに加点(4月から適用)。ISOマネジメントシステムの取り組みの評価に加え、中小企業向けの「エコアクション21」を取得した場合にも加点する(16年度から適用)。

地域防災力強化を目的に、指名競争入札の適用範囲を拡大する。現行では設計金額3000万円未満の災害復旧工事に原則一般競争入札の例外として指名競争入札を実施しているが、これに防災対策工事も加える(6月から適用)。また、設計金額3000万円未満の工事が入札後審査型一般競争入札で不調となった場合は、指名競争入札で再発注できることにする(4月から適用)。このほか、道路の維持管理や除雪、災害応急対応などの維持管理工事は、事業協同組合への一括発注を一部地域で実施しているが、これに加えて地域維持型JV制度の16年度以降の導入を検討する。

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