2018/10/02 国交省/19・20年度入札参加資格審査/12月3日からネット受付、郵送は原則廃止

【建設工業新聞 10月 2日 1面記事掲載】

国土交通省は1日、19・20年度の建設工事と測量・建設コンサルタント等業務の競争参加資格審査の受け付け方法を発表した。同省を含め関係省庁や独立行政法人などの発注機関が申請をインターネットで一元的に受け付ける。ネットに対応していない経常建設共同企業体(経常JV)に関する申請などを除いて郵送方式は原則廃止。社会保険未加入業者の申請は受け付けない。

ネット方式は12月3日~19年1月15日、郵送方式は12月3日~19年1月31日(当日消印有効)に申請を受け付ける。ネットでの一元受け付けには工事23機関、業務23機関が参加。原則として一つのデータで全機関への申請が可能で、申請書を複数作成する必要がない。受付期間内で申請データを確定する前の場合、データの削除や再申請ができる。

ネット方式では、申請に必要なパスワードの発行申請を11月1日~12月28日に受け付ける。11月1日~19年1月15日に入力プログラムをダウンロード。申請データの受付期間は12月3日~19年1月15日となる。質問を受け付けるヘルプデスクも11月1日から19年1月15日まで開設する。

同じ人物が役員を務める複数の会社が同一入札に参加することを禁止した措置を一部見直し、入札への参加を認める措置を19年4月に適用。これを反映して今回から、取締役が同一入札に参加できるかどうかの区分を選択する。

工事の資格審査については、経営事項審査の総合評定値(P点)通知書で雇用保険、健康保険、厚生年金保険の加入状況がいずれも「加入」または「適用除外」となっていることが申請の条件。P点通知書で未加入、その後加入または適用除外となった場合は、事実を証明する領収書など書類の提出が必要となる。

業務の資格審査については、測量法に規定する書類の写し、建設コンサルタント登録・地質調査業者登録・補償コンサルタント登録の各規定の現況報告書の写しを提出した場合、一部書類の提出が省略できる。

ネット受け付けの専用ホームページ(HP)は工事が(https://www.pqr.mlit.go.jp/)、業務が(https://www.pqrc.mlit.go.jp/)。11月1日から利用できる。

国交省は1日、地方整備局、国土技術政策総合研究所(横須賀庁舎を除く)、官房官庁営繕部を対象とする19・20年度の競争参加資格審査(建設工事、測量・建設コンサルタント等業務)の受け付け方法も発表した。同省が独自に申請要件を設定している。

申請書類などは同省HP(http://www.mlit.go.jp/chotatsu/shikakushinsa/index.html)で入手できる。

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