2020/02/05 長野県/キャリアアップシステム活用を加点評価/4月の公告分から総合評価方式で適用

【建設工業新聞  2月 5日 1面記事掲載】

長野県は、総合評価方式による建設工事の入札で建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用を評価する項目を新設する。4月の公告案件から適用する。2020年度は総合評価方式で発注する予定価格8000万円以上の建設工事。将来的には同方式で発注する全工事への適用を目指す。

「建設マネジメント」の加点項目に、「当該工事において建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用を誓約する者」を加える。加点は0・25点。“活用”の定義は建設現場にカードリーダーを設置し、技能労働者の日々の就労履歴を蓄積するとともに、作業員名簿や施工台帳作成などの現場管理にシステムを活用する者とした。

評価項目新設の目的は、技能労働者の経験や技能に応じた処遇の実現および現場管理の効率化。登録を促進しシステムの活用拡大を図ることも狙う。19年12月末時点で長野県内の建設技能者のCCUS登録者数は1680人(全国は16万7397人)。

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