2020/03/05 振興基金/CCUSの技能者・事業者情報、閲覧・出力帳票すべて整備/容易に書類作成

【建設工業新聞  3月 5日 2面記事掲載】

建設業振興基金(振興基金、佐々木基理事長)は、建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録・蓄積された技能者・事業者情報の閲覧と出力帳票をすべて整えた。技能者、所属事業者、元請といった立場によって開示する情報を制限。現場情報を正確に登録すると、施工体制台帳や作業員名簿などの書類が容易に作成できる。閲覧・出力機能を活用してもらうため、現場運用マニュアルを年度内に改定する。

事業者は自社の情報と所属技能者の情報を閲覧できる。所属技能者一覧から技能者を選択すると、技能者ごとに情報(保有資格など)や就業履歴が確認できる。有資格者数や社会保険加入状況、建設業退職金共済(建退共)加入状況なども集計できる。元請は自身の現場に入場した事業者の所属技能者だけに閲覧を制限する。

CCUSに登録・蓄積された情報を基に、施工体制台帳や下請負業者編成表、作業員名簿といった書類が作成できる。CCUS申請時や現場契約登録時に必須項目だけでなく任意項目も入力しておくと、書類の出力項目が増え利便性も高まる。

画面閲覧、CSVファイル、エクセルデータに対応した帳票は▽技能者情報▽所属技能者一覧▽所属技能者統計情報▽施工体制登録技能者一覧▽就業履歴(月別計)▽就業履歴一覧(月別集約)▽就業履歴(月別カレンダー)▽就業履歴一覧(月別カレンダー)▽事業者情報▽下位事業者一覧▽施工体制登録事業者一覧▽現場・契約情報▽自社に関する現場一覧。

エクセルデータで出力できる安全書類は▽施工体制台帳▽工事作業所災害防止協議会兼施工体系図▽施工体制台帳(工事担当技術者)▽下請負業者編成表▽再下請負通知書(変更届)▽作業員名簿▽作業員名簿(社会保険加入状況について組み込み版)▽社会保険加入状況。

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