2013/05/30 土木等施工管理技士試験 実地試験合格基準60%以上として公表 -国土交通省-

 国土交通省は、建設業法に基づく6種の技術検定について、実地試験の合格基準を公表した。

 従来、合格発表日以降に公表していた学科試験の合格基準に加え、今年度より、実地試験の
合格基準を試験前に公表した。国交省は「合格者に求められる知識・能力等に対する評価の
内容・レベルを明確にし、透明性・客観性を確保するとともに、受検者の利便性向上のため」
と発表した。
 さらに平成26年度以降は、受検者のうち不合格者に対して成績の通知を行うべく準備を進める。

 平成25年度技術検定の合格基準は、国土交通省及び各指定試験機関のホームページで
公表(本ページ下に掲載)。1級土木施工管理技術検定実地試験の合格基準は、「得点が60%以上」。
今後の合格基準の公表については、毎年12月末を目途に翌年度の技術検定試験の実施内容と
併せて合格基準を公表する。

 1級土木施工管理技術検定の最終合格率(学科合格率×実地合格率)は、平成18年度に
出題方法が変更となって以降、低下傾向にあり、23年度試験では、過去最低の8.5%となった。
24年度には19%まで回復したものの、受検者数は13年度の半数程度まで減少している。


= 平成25年度検定試験合格基準 =
■土木施工管理、建築施工管理、電気工事施工管理、管工事施工管理、造園施工管理
 学科試験 得点が60%以上
 実地試験 得点が60%以上
※試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性がある。

■建設機械施工検定試験
 学科試験 得点が60%以上
 1級 組合せ施工法実地試験 得点が60%以上
 1級 操作施工・科目ごと実地試験 各科目の得点が60%以上
 2級実地試験(操作施工法・第1種~第6種までの種別ごと) 得点が70%以上
※試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性がある。


= 各検定指定試験機関 =
【土木施工管理・管工事施工管理・造園施工管理】
 (一財)全国建設研修センター http://www.jctc.jp/
【建設機械施工】
 (一社)日本建設機械施工協会 http://www.jcmanet.or.jp/
【建築施工管理・電気工事施工管理】
 (一財)建設業振興基金 http://www.kensetsu-kikin.or.jp/
 

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