2013/12/16 政府/国土強靱化推進本部発足へ/直ちに政策大綱決定

【建設工業新聞 12月 16日 1面記事掲載】

政府は、国土強靱(きょうじん)化基本法に基づき、首相をトップとする閣僚級の「国土強靱化推進本部」を今週に設置する。同本部が今月中旬までに強靱化に向けた計画や施策の指針となる政策大綱を決定。14年5月に最初の国土強靱化基本計画を策定する。その後、自治体にも地元独自の計画策定と施策の推進を促す。

推進本部は、本部長に首相、副本部長に官房長官、国土強靱化担当相、国土交通相の3人が就く。そのほかの閣僚は本部員として参加する。設置日は閣議が予定されている17日か20日が有力。

推進本部は発足後すぐに政策大綱を決定。併せて、政府が国土の「健康診断」と位置付ける「脆弱(ぜいじゃく)性評価」の指針も府省庁向けに整備する。14年3月末までに、府省庁が行っている強靱化施策の達成度などを評価。全体の進ちょく状況とともに対策が不十分な部分を把握した評価結果を同5月に策定する第1次強靱化基本計画に反映させる。

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