2015/01/05 国交省/15年度施工技術検定、2級学科の試験地追加/建築・電気・管・造園対象

【建設工業新聞 1月 5日 2面記事掲載】

国土交通省は、施工技術検定の15年度試験計画を14年12月26日付の官報で公告した。建設産業の総合的な人材確保・育成対策工程表(第1弾)に基づき、工業高校と連携して試験地を拡大。建築施工、電気工事施工、管工事施工、造園施工の2級学科試験を対象に、追加した試験地を示した。若手技術者の確保・育成の一環として、実務経験がなくても受験可能な学科に限って試験地を増やし、資格取得ニーズを取り込む狙いだ。

試験地を拡大した検定のうち、建設業振興基金が試験実施機関となっている建築施工と電気工事施工は、これまでの13カ所の試験地に、帯広、秋田、長野、出雲、岡山、高知の6カ所を追加。全国建設研修センターが実施する管工事施工と造園施工の試験では、これまでの13カ所に宇都宮を追加した。

2級学科試験は、大学、短大、専門学校、高校の指定学科卒か試験と同年度の卒業見込み者が主な対象。実務経験がなくても受験できるので、在学中の受験が多く見込まれる。国交省は、建設産業活性化会議での全国工業高等学校長協会の要望に基づき試験地の拡大を検討。試験地としての条件や受験者数の見込みなどを考慮し、追加の試験地を決めた。

15年度の試験日程は次の通り。▽建設機械施工(日本建設機械施工協会)=学科(1・2級)6月21日、実地試験のうち組み合わせ施工法(記述式試験、1級)6月21日、操作施工法(実技、1・2級とも共通)8月下旬から9月中旬の指定日▽土木施工(全国建設研修センター)=1級学科試験7月5日、1級実地試験10月4日、2級学科・実地試験10月25日▽建築施工(建設業振興基金)=1級学科試験6月14日、1級実地試験10月18日、2級学科・実地試験11月8日▽電気工事施工(建設業振興基金)=1級学科試験6月14日、1級実地試験10月18日、2級学科・実地試験11月8日▽管工事施工(全国建設研修センター)=1級学科試験9月6日、1級実地試験12月6日、2級学科・実地試験11月15日▽造園施工(全国建設研修センター)=1級学科試験9月6日、1級実地試験12月6日、2級学科・実地試験11月15日。

日刊建設工業新聞の購読申し込みは、こちら

戻る