2021/11/01 西日本高速四国支社/除雪車両や凍結防止剤準備/冬季の安全走行確保へ

【建設工業新聞  11月 1日 11面記事掲載】

冬季の高速道路の安全走行を確保-。西日本高速道路四国支社が本格的な降雪期を前に、除雪車両や凍結防止剤の準備を進めている。気象庁の長期予報によると、この冬は西の地域ほど寒気の影響を受けやすく、12月以降は厳しい寒さや大雪になる可能性を指摘している。大雪になった場合も円滑な交通を維持し、利用者に無事故で利用してもらうための対策に余念がない。

同社は、12月から2022年3月末までを雪氷対策期間に設定。グループの西日本高速道路エンジニアリング四国らと連携し、気象や路面状況に応じた凍結防止剤の散布や除雪などに取り組む。地域建設業が作業に協力する。

24日の徳島高速道路事務所を皮切りに、高知、香川、愛媛の各高速道路事務所の関係者らが月内に雪氷対策期間中の安全祈願祭を予定している。同時に行う除雪車両の出陣式には徳島が約3台、高知は約10台、香川は約15台、愛媛は約4台が参加する。

管内の大部分は例年、降雪量が少ないものの、この冬は西日本で気温が平年並みか低くなる見込みとなっている。昨年の冬に高知道・川之江東JCT~大豊ICで試行的に実施した冬用タイヤ規制などの対策を講じる必要がありそうだ。

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